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2025-11-20

12/21(日)開催!日韓みらい学習会 #1(長生炭鉱)

「日韓みらい若者支援事業」では、に学習会を開催します!

私たちは歴史から何を学び、どう未来へつなげるのか? ─ 長生炭鉱の水没事故と市民の取り組みから考える日韓関係 ─

お知らせ

開催概要

【日時】
【会場】対面&オンライン(対面の会場はアジア文化会館)
【テーマ】長生炭鉱の水没事故(水非常)の歴史と現在の取り組み
会場の住所・タイムテーブル
対面参加の会場住所
アジア文化会館 〒113-0021
東京都文京区本駒込2-12-13 アジア文化会館
都営三田線千石駅から徒歩約5分
Googleマップで開く

時刻内容
受付開始
オープニング
講師の方によるお話
質疑応答
休憩
意見交換
終了

詳細・参加要項

講師
  • 井上洋子氏(一般社団法人長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 代表)
コメンテーター(オンラインからのご参加)
  • 上田慶司氏(一般社団法人長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 事務局長)
主な参加対象
  • 長生炭鉱と水没事故(水非常)の歴史に関心のある方
  • 遺族調査、遺骨鑑定の政府交渉などの最新情報などを知りたい方
  • 歴史、日韓関係に関心のある方
  • 高校生、大学生、大学院生、20~30代の社会人歓迎!
参加費
  • 一般(オンライン参加):700円
  • 一般(会場参加):無料
  • 学生(会場またはオンライン参加):無料
※学生の方は、当日学生証をご提示ください。
定員
  • 会場:30名(先着順)
  • オンライン:定員なし
実施言語とサポート
  • 本イベントは日本語で実施します。
  • 参加にあたりお手伝いが必要な場合は、申込時にお伝えください。

お申込み

  • Peatixで申し込む
  • 締切:
  • お申込み後、オンライン参加をご希望の方はZoomの参加URLをご確認いただけます。

講師プロフィール<井上洋子氏>

長野県天龍村出身。大学時代に村の平岡ダムで強制労働が行われていた事を知り、衝撃を受ける。結婚を機に山口へ移り、長生炭鉱の存在を知る。1991年に「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(以下、刻む会)設立に参加し、戦時中の水没事故の記憶を継承する活動を開始。設立後は韓国遺族との交流事業も積極的に進め、犠牲者の本名を刻んだ追悼碑の設置に尽力する。2015年には同会の共同代表に就任し、遺骨返還に向けた活動を続けている。2025年11月、刻む会の一般社団法人格への移行に伴い、代表へ就任。

コメンテータープロフィール<上田慶司氏>

一般社団法人「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」事務局長。2023年から長生炭鉱の遺骨返還活動に本格的に参加し、韓国政府への支援要請や日本政府との交渉において中心的な役割を果たしている。過去には戦死者遺骨問題で政府交渉を行い、「太平洋戦争被害者補償推進協議会」の遺族支援にも携わる。

開催の目的

長生炭鉱は、山口県宇部市にあった海底炭鉱です。炭鉱で働いていた労働者のほとんどが朝鮮半島出身者だったことから、「朝鮮炭鉱」とも呼ばれる炭鉱でした。浅く掘られた長生炭鉱は極めて危険な炭鉱でした。第二次世界大戦中の1942年、ここで水没事故(水非常)が発生し、犠牲者の遺骨は放置され、海底に眠り続けました。
この事実を受け止め、歴史に刻むために、「長生炭鉱の“水非常”を歴史に刻む会」が1991年に結成され、①犠牲者全員の名前を刻んだ追悼碑の建立、②ピーヤ(海底坑道に設けられた排気・排水筒(排気口))の保存、③証言、資料の収集と編纂 の3つの目標をかかげ、活動を開始しました。そして、2013年2月、目標の一つである追悼碑を建立したことを契機に、更なる大きな課題である遺骨の収集という問題に立ち向かうべく、2014年に新しく「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が発足しました(2025年11月24日、一般社団法人へ移行)。
そして80年以上経った2025年8月、潜水調査によって3本の遺骨が発見され、引き揚げられました。2025年9月9日、「刻む会」の共同代表らは、緊急・早期のDNA鑑定作業に着手するよう、遺骨収容後、初の政府交渉を行い、現在に至るまで交渉が続けられています。そして、世界のダイバーを招聘し遺骨を収容する「長生炭鉱遺骨収集プロジェクト2026」を立ち上げ、11月末までに行われたクラウドファンディングでは、目標金額の1,250万円が達成されました。
本学習会では、犠牲者の遺骨収集に取り組んできた市民運動家から長生炭鉱の歴史を学び、活動に込める思い、現在に至るまでの取り組みについて、最新のお話をお聴きします。そして、長生炭鉱の歴史を手がかりに、現代社会の課題を捉え、日韓の未来のあり方を参加者の皆さんとともに考えます。皆さんのご参加をお待ちしています!

主催団体

●認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)

アジア12カ国の100を超える現地NGOとのネットワークを基盤に、2005年からアジアの貧困削減に取り組む国際協力NGOです。路上で暮らす子ども・若者の支援(フィリピン)、日韓みらい若者支援事業、国際協力に携わる人材育成などに取り組んでいます。アジアの貧困問題や、現地での活動にかかわる様々なイベントを行っています。

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●NPO法人AsiaCommons 亜洲市民之道(アジアコモンズ)

アジア各地の公民(市民および農民)、民間団体、文化・学術分野及び地方行政などと連携し、アジア各地における個人に根ざした交流・協力関係が築かれるための紹介活動・国際協力・交流・公演などのイベントを行ない、地域・個人の国際交流を推進して、日本および外国の参加者の個人の尊厳への意識および異文化理解の心をはぐくみ、アジア市民としての連帯および豊かな生き方を探していくことを目的として活動中。

  • 「韓国語があるちょっと幸せな暮らしの案内人」として対面、オンライン講座も実施中
  • 韓国語オンライン講座は下記で実施中
    https://asiacom.exblog.jp/i4

「日韓みらい若者支援事業」とは?

(特活)アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)と、日中韓の市民活動家や在日外国人との交流に取り組む(特活)AsiaCommons 亜洲市民之道と協働して「日韓みらい若者支援事業」を行っています。日本と、朝鮮半島(韓国・北朝鮮)にルーツをもつ若者たち(在日コリアン)そして韓国の若者たちが、それぞれ歴史を学び合い、共に未来を創ってゆくのを支援しています。
主な活動内容は、学習会、“語り場”活動、スタディツアー、フォーラムの開催、「日韓関係ダイレクトリー」(隔年発行)と活動をまとめた小冊子の発行と普及、日韓の若者・関係団体間の訪問、対話交流(スタディツアー)。
日本軍「慰安婦」問題、徴用工問題、そして、領土問題。今なお日韓の間には未解決の論争が数多く存在し、現在に至るまで両国の協力をはばむ足かせとなっています。ニュースや新聞、あるいは教科書といったメディアを通してこれらの問題の存在を知り、関心を抱かれた方も多いのではないでしょうか?しかしながら、我々日本人は韓国国内のメディアや教科書でこれらの問題がどのような取り上げられ方をされているのか知る機会が中々ありません。