ご報告:フィリピンの“ストリートチルドレンZERO”キャンペーンへのご寄付の配分
2024年4月12日から5月31日まで、フィリピンの“ストリートチルドレンZERO”キャンペーンのために呼び掛けたクラウドファンディング等に対して、皆さまからご寄付総額70万6,540円が寄せられました。改めてお礼を申し上げます。
このたびご寄付金に、2023年度からの繰越金とキャンペーン期間終了後に寄せられた寄付金を合わせた74万1,092円を以下の通り配分することが決定されましたので、ご報告いたします。
- フィリピンの“ストリートチルドレンZERO”キャンペーン推進のための事業管理費:148,218円
- ACC21が実施する「Project Bamboo:フィリピンの路上で暮らす若者の自立支援プロジェクト」:222,328円
- 「フィリピンの”ストリートチルドレンZERO”キャンペーン助成事業 審査委員会」での審議を経て決定された助成事業:370,546円
(本キャンペーンはACC21と(一社)アジア宗教者平和会議東京との共同事業です)
それぞれの活動の詳細をご紹介します。
◎キャンペーンの推進のための活動
フィリピンの“ストリートチルドレンZERO”キャンペーンでは、現地政府や自治体などの関係機関や日本とフィリピンのNGOとの連携、日本の市民の方々にストリートチルドレンの現状や抱える課題を知っていただくための啓発活動などにも取り組みます。
このたびのご寄付のうち14万8,218円を、キャンペーン推進のために活用させていただきます。
◎Project Bamboo:路上で暮らす若者の自立支援プロジェクト
路上で暮らしてきた若者たちには、朝起きて身なりを整えることや時間を守ること、生活費の管理など、一般的な生活スキルが身についていません。そのため、まずは生活スキルの指導を徹底し、その後就職や起業に必要な職業技術を身につけるための研修を提供します。さらに、就職を目指す若者には、就労サポート(健康診断や各種証明書の取得、面接指導など)、起業を目指す若者には起業資金を借りられるよう支援します。
2024年からの1年間で新たに30~40人の研修生を迎える予定です。このたびのご寄付のうち、22万2,328円を、当プロジェクトに活用させていただきます。

◎フィリピンの”ストリートチルドレンZERO”キャンペーン助成事業
(現地NGO・クヤセンターによる路上の状況にある子ども15名への奨学支援事業)
2024年8月30日に開催された審査委員会での審議を経て、現地NGO・クヤセンター(Kuya Center For Street Children, Inc. )による、路上の状況にある子ども15名への奨学支援事業(Inclusive Education For Children in the Street Situation)に37万0,546円を助成することが決定されました。
支援の対象となる子どもたちは、親が病気であったり、雨が降るたびに自宅が浸水してしまうなど、非常に弱い立場に置かれた15 人(女子5 人、男子10 人/ 9 ~ 16 歳)です。彼らが学校に通い続けられるよう、制服や靴に加え、交通費や課題費、軽食代などの必要経費を提供します。