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2026-01-07

1/25-31「アジアみらい若者会議」開催|アジアの若者リーダーが東京に集結: 社会課題の最前線と、国境を越えた若者の連携を探る

2026年1月25日(日)~1月31日(土)、フィリピン、インドネシア、韓国、日本の若者リーダーを日本に招き、「アジアみらい若者会議(Asia MIRAI Young Leaders Conference)」を東京都内および近郊で開催します。

会議期間の最初の3日間(本会議)では、アジア各地で貧困、社会的排除、ジェンダー不平等、環境問題などの社会課題に取り組む若者たちが、それぞれの現場での実践や課題意識を共有し、国境を越えた連携の可能性や、新しいコミュニティづくりのあり方について議論します。

若者が社会課題の「当事者」として、解決のための実践や政策提言の現場に関わる動きがアジア各地で広がる中、この会議はその最前線を知ることのできる貴重な機会となります。本会議へのオブザーバー参加や、海外ゲストが登壇する各種イベントへの参加を歓迎します(申込要)。

■開催の背景

日本を含むアジア各国は、経済成長に伴う格差、社会的分断、少子高齢化など、共通する課題に直面しています。

ACC21はこれまで、‟次の社会を切り拓くのは若い世代”との認識のもと、フィリピンの路上の若者支援、日韓若者の理解・対話の場づくり、アジアで活躍するNGOリーダーや社会起業家の育成などを通じ、社会課題の解決に挑む若者たちと協働してきました。

この会議では、アジアの現場で行動する若者たちが日々向き合う社会課題への問題意識と取り組みを持ち寄り、共通課題や必要とするリソース・ネットワークについて共に考え、アジアの市民社会に向けて提言を作成します。

このたび参加する若者たちは、それぞれの社会課題解決の現場で目を見張る成果を上げているほか、Forbes 30 Under 30(Asia・社会分野)受賞、ロックフェラー財団「Big Bets Fellow」(2025年)選出、国連・APEC等の国際的な場での発言など、国内外で高い評価を得ています。これらの実績は、彼らの活動が地域レベルにとどまらず、国際社会からも注目されていることを示しています。

■会議の主な内容

1.アジア各国の若者リーダーによる実践報告(2026年1月26日(月))

期間中、1月26日(月)から28日(水)にかけて行われる「本会議」の初日には、フィリピン、インドネシア、韓国、日本から参加する若者リーダーが、それぞれの地域で取り組んでいる社会課題と具体的なアプローチについて発表します(一般非公開※)。

※オブザーバー参加をご希望の方は当団体事務局までご連絡ください。

《発表予定者(詳細プロフィールは後述)

  • アイリーン・ボロ(フィリピン/元ストリートチルドレン、路上の若者グループ副代表)
  • ライアン・ヘルサヴァ(フィリピン/オンラインによる職業訓練や就業支援に取り組むNGO「Virtualahan」創設者・CEO)
  • ムスティカ・ウィジャヤ(インドネシア/太陽光発電を活用した水不足解消に取り組むNGO「Solar Chapter Indonesia」創設者・エクゼクティブ・ディレクター)
  • ナタニア・テオラ(インドネシア/若者主導のコミュニティ改善に取り組むNGO「Ika」職員、ジェンダー正義の専門家)
  • ヤン・ソヒ(韓国/若者の市民参加と包摂的な民主主義を推進する社会起業家、「YOUNAN MOVEMENT」創設者・チーフ・エグゼクティブ)
  • 富永美香/Tominaga Mika(日本/「日韓みらい若者支援事業」活動企画実施リーダー、対話を基盤とした学びのコミュニティ「Study Circles Japan」創設者)

2.テーマ別討議、提言作成(2026年1月27日(火)~28日(水))

各国から参加する若者リーダーは、以下のテーマについて話し合い、その議論を踏まえて日本及びアジアの市民社会に向けた提言を作成します(一般非公開※)。

  • 共通する社会課題と若者が直面する困難
  • 社会的に疎外された人々を包摂する方法・アプローチ
  • ITやテクノロジーをコミュニティづくりに活用する方法
  • 国境を越えた連携の可能性
  • 国境を越えた連携に必要なリソースやネットワーク

提言は、日本の市民社会、特に国際協力に関わる関係者に広く伝えられ、ACC21の今後の主要な指針と戦略の策定に反映されます。

※オブザーバー参加をご希望の方は当団体事務局までご連絡ください。

3.提言・成果発表(2026年1月29日(木))

3日間の会議の成果と取りまとめた提言について、関係者間で発表を行います(一般非公開)。

4.個別プログラム・共同イベント(2026年1月30日(金)、31日(土))

会議期間後半には、来日する若者リーダーが登壇する公開の対面イベント、シンポジウム、フォーラムを開催します。たくさんの方のご参加をお待ちしています!

1月30日(金)18時30分~20時30分
「アジアの若手社会起業家/NGOリーダーがITで社会課題を解決する方法 ―AIではできないこと―」(登壇者:ライアン・ヘルサヴァ、ムスティカ・ウィジャヤ)

場所:ニューホライズンコレクティブ合同会社(東京都港区)、オンライン
詳細・申込:https://acc21event-2026jan30.peatix.com/

1月31日(土)13時30分~16時30分
「シンポジウム:若者の「居場所」~フィリピンの元ストリートチルドレンと日本の若者の経験談から~」(登壇者:アイリーン・ボロ他)

場所:国立オリンピック記念青少年総合センター内会議室(東京都渋谷区)
詳細・申込:https://acc21sympo2026jan31.peatix.com/

1月31日(土)13時30分~16時30分
「日韓みらい2025年度フォーラム『若者参加とエンパワメントー韓国の事例から学ぶ』」
(講演者:ヤン・ソヒ、イ・ダヒョン(公州市青年センター センター長)、他)

場所:国立オリンピック記念青少年総合センター内会議室(東京都渋谷区)
詳細・申込:(準備中)

開催概要

  • 名称:アジアみらい若者会議(Asia MIRAI Young Leaders Conference)
  • 期間:2026年1月25日(日)~1月31日(土)
  • 会場:東京都内および近郊
  • 主催:認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)
  • 使用言語:英語(1月30日、31日開催の公開イベントは日本語通訳あり)

会議参加者プロフィール

1.アイリーン・ボロ(フィリピン)

元ストリートチルドレン、路上の若者グループ「Y-Dreamers」副代表、若者起業家。

2022年に「Project Bamboo」の修了生グループ(現「Y-Dreamers」)が発足して以降、積極的に活動に参加し、2025年8月には副代表に選出された。現在は、「Project Bamboo」の生計技術研修(起業を目指す若者が生計手段を身につけるための研修)の講師も務め、研修生の良きロールモデルとして活躍している。10歳、8歳、1歳の3人の子どもの母で、パートナーと子どもたちと共に暮らす。

2. ライアン・ヘルサヴァ(フィリピン)

Virtualahan Inc. 創設者・CEO

貧困の中で育ちながらも医学部を修了し、医療技術者を志したが、B型肝炎を理由に就職を拒否された。その経験から、障がいや病気、依存症からの回復過程にある人々など、働きづらさを抱える人々がリモートで働けるデジタル職種に就けるよう、オンライン職業訓練を提供する「Virtualahan」(フィリピン語で「バーチャルスクール」)を設立した。これまでに1,200人以上を育成し、就職率は60~78%を記録。ITを通じた包摂的な雇用モデルは、日本社会における就労課題とも重なる。
Forbes 30 Under 30(Asia・社会分野)受賞、アショカ・フェロー、TEDスピーカー。

3. ムスティカ・ウィジャヤ(インドネシア)

Solar Chapter 創設者・エグゼクティブ・ディレクター。

2017年、イリノイ大学留学中に東部インドネシアの水不足を目の当たりにし、仲間と共に太陽光発電(ソーラー)による給水プロジェクトを開始。水汲みに1日3キロ歩いていた村で、500人以上が生活改善を実現。
活動は2020年に非営利団体化し、受益者は16,000人超へ拡大。教育支援や母親たちの製品マーケティング支援なども展開し、近年はIoT活用の「Water IQ」で持続可能性を追求。2024年度からは日本の公益信託アジア・コミュニティ・トラスト(ACT)の助成で、地域の若手リーダー育成「Youth Green Wave」も実施している。
ユニセフの「WASH若手チェンジメーカー」(2020年)、ロックフェラー財団「Big Bets Fellow」(2025年)選出。

4. ナタニア・テオラ(インドネシア)

女性と少女の保護推進に学術的基盤と実践的経験を持つ若手ジェンダー正義専門家、現地NGO「Ika(Yayasan Sosial Indonesia untuk Kemanusiaan (IKa))」職員。

心理学の学士号を取得後、インドネシア大学で社会学の修士号を取得し、ジェンダー正義、社会的不平等、クィア研究に関する理解を深めた。 インドネシアを代表するフェミニスト法律支援機関の一つであるLBH APIK Jakarta(ジャカルタ女性法律支援機構)でキャリアを開始し、ジェンダー構造化法的支援と被害者中心カウンセリングを通じて被害者を支援した。 また、インドネシア最大の女性クライシス(危機)センターネットワーク「Forum Pangaea Layanan(FPL)」の全国事務局にも関わり、資金調達、パートナー調整、暴力被害者保護のための全国的な保護システムの強化を支援した。2024年には、バンテン州タンゲランで暴力被害女性を支援する「Women’s Crisis Center Puantara」を共同設立した。
2024年から「Ika」でボランティアを開始し、2025年7月より正式に「Ika」の職員となる。「Pundi Perempuan」(女性基金)傘下の主要イニシアティブ(Swakeloa Tipe 3(SW3)、Fellowship Akbar Daya WCCなど)を支援している。

5. ヤン・ソヒ(韓国)

韓国の活動家、社会起業家。「YOUNAN(ユナン)MOVEMENT」創設者・チーフ・エグゼクティブ。

市民教育を通じて若年層の政治参加を促進する非営利団体「YOUNAN(ユナン)運動」の創設者であり、民主的改革に向けた次世代リーダーと政策課題を育成する実践志向の政治シンクタンク「VALID」の共同創設者でもある。

草の根の市民運動から国際政策の場まで幅広く活動し、国連、APEC、オープンガバメント・パートナーシップ(OGP)世界サミット、世界民主主義フォーラムなど、主要な国際フォーラムにおいて韓国代表として発言してきた。主な関心分野は、若者と女性の政治的代表性を高めるための構造改革、社会的不平等の是正、そしてデジタル・AI時代における民主主義のあり方の探究であり、SDGs目標16「平和と公正、強固な制度」に沿った取り組みを進めている。

これまでに青年・ジェンダー政策アドバイザー、政党広報担当者を歴任し、地方市長選挙では選挙対策委員長として選挙運動を指揮した経験を持つ。こうした実務経験を通じて、韓国社会に根付く排除や分断の構造に向き合い、次世代の市民リーダーの育成に力を注いでいる。

6. 富永美香/Tominaga Mika(日本)

対話を基盤とした学びのコミュニティ「Study Circles Japan」創設者(2022年)。ACC21日韓みらいスタディツアー(2024年)参加、語り場運営(2025年)。

現在は大学院図書館職員として勤務する傍ら、スウェーデン・リンショーピン大学大学院の修士課程(通信)にて、「成人学習とグローバルな社会変動(Adult Learning and Global Change)」をテーマに、成人教育と社会変革の関係について研究と実践の両面から学びを深めている。

スウェーデンのヨーテボリ大学にて国際関係および社会運動を学んだ後、スタディーサークル・リーダーとして移民・難民を対象とした語学教育や社会学習支援に従事。対話を通じた学びが、人々のエンパワーメントやコミュニティ形成につながる現場に携わってきた。

コロナ禍を契機に日本へ再移住後は、教育や国際交流の分野に幅広く携わる中で、国際協力系NGOにてアジア数カ国とのネットワーク構築や、日本とアジア5カ国をつなぐオンラインスタディーツアーの企画・運営に従事。生涯学習と対話が、社会の分断や生きづらさに向き合うための重要な基盤であることを、実践を通じて改めて実感している。アジアとヨーロッパにおいて、多様な社会的・文化的背景をもつ人々との出会いと対話を通じて得た学びが、現在の活動および研究を支える原動力となっている。

主催団体について

認定 NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)は、アジア13か国の100を超える現地NGOとのネットワークを基盤に、2005年からアジアの貧困削減に取り組む国際協力NGOです。「アジアNGOリーダー塾/アジア社会起業家育成塾」(2009~2018年度)、路上で暮らす子ども・若者の支援(フィリピン)、日韓みらい若者支援事業などの人材育成をはじめ、企業・現地NGOとの連携事業、公益信託の事務局活動(アジア9か国の現地事業に助成)などに取り組んでいます。

お問合せ先

本会議へのオブザーバー参加・取材などに関するお問い合わせは、下記までお寄せください。
メール:event@acc21.org(担当:辻本)